2025/05/24

6月になると日照時間が長いですね。
日の出は4時台だし、日の入りは19時にもなろうかというほどになります。
日照時間が長いから気温もどんどん上がります。
沿岸の海水温も上昇してきました。
今年は黒潮があまり蛇行せず、
本州沿岸に沿って北上しているので、それも水温上昇に一役買っているかも知れません。
秋谷沖あたりの海域でも、20度を超えてきました。
そうなると気になるのが、ザ・回遊魚。
マグロ、カツオ、シイラの目撃談や釣果談がチラホラしてきますね。
アオモノ大好きアングラーさんには堪えられない季節です。
またシロギスも着々と釣果があがっており、
こちらも今後ますます楽しみな状況です。
さて、海の季節は確実に夏モードになってきましたが、
山の方も富士山をはじめ、標高の高い山々も雪解けが進んで、
夏仕様になりつつあります。
季節の進行速度は海と山ではかなり異なってきますね。
雪解けが進むと、それまでジッと地中で耐え抜いていたお花たちが
一斉に咲きだします。
「夏が来~れば思い出す~~」
尾瀬といえば水芭蕉ですが、
水芭蕉は7月とか8月とか夏というより、
5月下旬から6月上旬にかけて咲きだす花なんです。

雪が解けると花の季節になります
高い山の夏というのは、期間がメチャメチャ短くて、
おおよそ6月下旬から8月いっぱいくらいと思った方がいいでしょうか。
そのわずかな期間に登山者が集中する訳ですから、
事故が多発するのも頷けますね。
大切なのは海でも山でも事前の情報収集と準備です。
例えば天気。
自分が出船を予定している日の天気、風向き、波高、ウネリの有無。
当たり前のことですが、天気は1日中同じではありません。
午前中は申し分のないコンディションでも、
午後には風波が立ってくることは多々あることです。
また、その逆も。
例えば自身およびゲストの体調、ライフジャケットの点検。
そして船の健康状態。

今日も絶好調?
燃料にしかり、バッテリーにしかり、ステアリングにしかり、
常に把握、管理することは、船長さんの努めです。
「この前までは平気だったのに、、、」
出船されるその日に健康状態をチェックしなければ、何にもなりません。
早く海に繰り出したい気持ちはわかりますが、
ほんの少しでいいですから、
笑顔で帰港できるためのチェックを行ってくださいね。