秋谷船舶保管施設等(秋谷漁港)

エンジン始動の前に

time 2026/04/13

エンジン始動の前に

まもなくやってきますゴールデンウィーク。
このあたりから出船を予定されている方も少なくないと思います。
中には半年ぶりという方もいらっしゃるのでは、、、
やはり乗られる前には必ず行いたい点検。
前日などにご来場され、各所点検をされるご利用者もけっこういらっしゃいます。
この時によく見かけるシーンで、少々気になる事案をお知らせしたいと思います。

まずバッテリー。
長い間眠っていたバッテリーが、そのまま目覚めないことがよくあります。
ご利用者的にも、一番気になるところでしょうか。
比較的時間経過していないバッテリーならば、補充電で復活するかも知れませんが、
それなりに充電時間を要しますね。
困ったのが、復活するかしないか不明なバッテリー。(だいたいコレですね)
これはもう新品に交換するのがベストでしょう。
点検方法の一つとして、チルトモーターを作動させて、
モーター音に元気があるか否かを聞くことで判断できると思います。
万が一エンジン始動によってバッテリー状態を調べるのであれば、
必ず、必ず、必ず、給水してください。
「ちょっとだけだし、、、水無しでも」絶対ダメですよ。
考えてみてください。
ずうーーーっと始動させなかったエンジンは、水もオイルもカラカラに乾いているんです。
ウォーターポンプのインペラもインペラゴム、ポンプ内壁(金属製)ともに乾燥しきっています。
そんな中で給水せずにエンジン始動を行ったら、どうなってしまうのか、、、
急に金属の壁に潤滑、冷却なしで高回転でこすりつけられたら、、、
ゴム製の羽根(インペラ)はバラバラになってしまいます。
そうなるとポンプの役割が果たせないどころか、
バラバラになった羽根破片が水路をふさいでオーバーヒートを起こすこと必至です。

オイルは下がり切っていてシリンダー内壁やピストン外壁は潤滑油不足になっています。
急にエンジン始動をして回転を上げると、ピストン等が潤滑不足によって焼き付きを起こします。
どちらにしてもエンジンに深刻なダメージを与えてしまうので、絶対に避けたいところです。

たとえ短い時間でも

久しぶりにエンジン始動される時は、まずオイルレベルを確認された後、
充分な給水を与えた上でエンジン始動し、最初はアイドリングで、
その後徐々に回転を上げていく手順で、検水とギアを確認する程度でいいでしょう。
必要以上の空ぶかしはやめましょう。
いずれにしても船が長い眠りから覚める訳ですから、やさしくやさしく起こしてやってください。

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