秋谷船舶保管施設等(秋谷漁港)

エンジン始動のおきて

time 2025/08/25

エンジン始動のおきて

出船前の点検、
とても大切です。

まず燃料。
これがなければ動きませんね。
次にエンジンがかかるかどうか。
と、くると、気になるのがバッテリーが元気かどうか、です。
バッテリーチェックの場合、テスター等を使用してチェックする人は、まずいないと思います。
大概は実際にエンジンスターターを回すことで、その状態を把握されるのではないでしょうか。
当施設のご利用者も、このやり方でチェックされる方が大半だと思います。
ただこの時、気になることがあります。
稀に給水無しで行われる方をお見かけするのです。

これは、イ・ケ・マ・セ・ン、、、
必ず、必ず、必ず、給水して行ってください。
ほんのわずかな時間でも、給水を行ってください。

エンジンを冷やすために水を汲み上げる働きを行うポンプの
インペラという部品はゴムでできています。
インペラが収まっている部屋の壁は金属製です。
例えば、久しく出船されていなかった艇のインペラ&壁面は
水分無くカッサカサに乾いていると思います。
この状態でエンジンスターターを回してしまうと、どうなるか。
金属壁に押し付けられたインペラゴムが、いきなり高回転で回されるのです。
そりゃあもう熱いのなんのって、痛いのなんのって、
古くなったゴムは、とても耐えられず、ここでバラバラにちぎれてしまいます。
ちぎれたゴム片が、水路をふさぎ、
エンジンへの冷却水の供給をせき止めてしまうのです。

もし、少しでも給水があれば、
金属壁は冷やされ、潤いを与えられるので、
インペラは快適に回ることができるのです。

ほんの少しの手間です。
しかし、このわずかな手間を惜しんだせいで、
インペラが壊れ、エンジンがオーバーヒートして航行不能になったりした例は、
過去にたくさんありました。

この文面をご覧になってドキッとされた方、
次回は給水してくださいね。

あと、給水レシーバーで給水中に
エンジン回転を上げるのも、避けた方がいいでしょう。
機種によってはレシーバー給水口以外にも給水箇所があるため、
そこからエアーを吸ってしまい、エンジンへの水の供給を妨げてしまうため、
高回転には対応できない可能性があります。

最後に、バッテリーチェックだけなら
チルトの上下で確認できます。

釣果情報です。
オニカサゴ(イズカサゴ)狙いでしたが、
ゲットされたのはウッカリカサゴ。
どちらも近い水深に生息するカサゴですね。
イメージとしてはオニカサゴは転石の海底に、
ウッカリは根にたたずむことが多いでしょうか。
いやいやウッカリ君、でかかったですよーーー
となりのホウボウ君もグレイトサイズでした。

目玉が飛び出し、迫力のウッカリカサゴ

前からバージョン、ホウボウも立派

この週末は悪い海ではありませんでしたが、
土日とも南寄りの風で、午後は風波がやや強くなるコンディションでした。
土日合わせて出船は9艇。
やはり海の条件より、酷暑が出船数を阻んだカタチになったようです。
まだまだ暑い秋谷の夏、次週もお待ちしております。

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