2025/09/08

この時期釣果が多いアカハタ。
もっとも1年中見られる魚と言ってもいいでしょうか。
種類の多いハタ類ですが、アカハタとオオモンハタは秋谷でも特に釣果の多いハタです。
ハタというとまず思い浮かぶのが根の番人(魚)という印象。
ひとつの根に単独もしくはペアで陣取っていて、
根に棲みついている小魚たちを外敵(イナダやカンパチ、アジなど主に回遊魚たち)から
守っている存在。、、、
でもお腹がすくと、その小魚を食べちゃうので、ホントに守っているのかな?
ともあれ、小魚たちはハタがいるおかげで、回遊魚のアタックを避けられるのは本当でしょう。

ハタは根の番人か用心棒か
でもアカハタとオオモンハタはこれらハタのあるべき姿とは、少し違うような気がします。
アカハタは一応根に陣取っていますが、いつも同じ根ではなく、コロコロ場所を変えます。
そしてジッとたたずみ獲物を狙っているのでしょうか。
いつも周囲に目を光らせています。
群れることはなく、だいたい1尾で行動します。

だいたい、こんな場所に佇んでいます

個体や場所によって色、模様が違います

ジィっと獲物を狙っているのでしょうか
オオモンハタはもっぱら中層から底辺をウロついています。
こちらも群れることはなく、いつも単独で行動しています。
オオモンハタは獲物を待つタイプではなく、獲物を探し回るタイプのようです。

中層を漂っていることが多いです
どちらも釣果が多いということは、
例えば、警戒心のメチャメチャ強いクエなどに比べたら、
「あっ美味しそう、パクッ!」ってカンジで、躊躇なくエサに喰いついちゃうんでしょうねーーー
まぁ どちらも食べて美味しいので、あまり深く考えなくてもいいですかね。
ところで、今でこそ頻繁に見られるアカハタですが、
秋谷以上によく見られる伊豆海洋公園の海(今回の撮影場所)でガイドさんにお話を伺ったところ、
40年前のその海域で彼らが『よく見かける~超レア』なる図鑑を作成されたところ、
アカハタは超々レアな魚だったそうですよ。
ちょっと信じられないですね。